多摩冶金が考える「品質保証」とは

品質保証

熱処理の検査は硬さ測定を日常的に行いますが、本当の完成具合は、部品を実際に使用したり、破壊してみなければわかりません。このような工程は、溶接などと同じく「特殊工程」と呼ばれています。
特殊工程の品質保証とは、その部品に対して正しい工程が行われていることを保証するものです。
すなわち、資格を持つ要員が、認定された設備を使用して、定められた工程を踏んでいく。これを資格のある検査員が検査する。そこに至るまでのすべての記録がとられ、保存され、必要時に検索できる。
「品質保証体制」とは、このような基本動作が確実に行われる体制と考えています。
決して、検査で不適合品をふるい落とすことにより、品質を確保するものではありません。

品質システム

多摩冶金では品質保証体制をより堅固にするため、1999年12月ISO9001、2009年12月JIS Q 9100の認証を取得しました。その規格に基づいて作成した「品質マニュアル」の内容を、社長以下全スタッフが確実に理解し、日常活動の指針としています。
さらに2012年1月には、ボーイング、エアバス、ロールスロイスなどの民間航空機部品の熱処理を行うために必要な特殊工程認証であるNadcapを取得しました。

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適用規格 JIS Q 9100 : 2009 & JIS Q 9001 : 2008 (ISO9001:2008)
認証番号 BSKA0142 & BSK0049
審査機関 公益財団法人 防衛基盤整備協会(BSK)
有効期限 2017年 7月24日
初回認証日 2009年12月25日
認証範囲 航空、宇宙及び防衛分野向け金属部品の熱処理(JIS Q 9100)
産業用金属部品の熱処理(JIS Q 9001)
適用除外 7.3 設計・開発
産業分類 17 基礎金属、加工金属製品
21 航空宇宙産業

品質方針

多摩冶金株式会社の品質方針は
「品質事故ゼロ、納期遅れゼロ、クレームゼロを目指し、顧客の満足と信頼を得る。」
ことである。

熱処理の品質は時に人命をも左右し、我々の責任は極めて重大である。当社の社員は、品質方針に基づき、顧客に対し、次の三つを約束するものである。

一、まず、確実に顧客要求基準を満足した製品を納品することに努め、やむを得ず基準を満足できないものがあれば、必ず顧客と誠意をもって調整する。

一、まず、確実に約束した納期までに納品することに努め、やむを得ず間に合わない恐れがあれば、必ず顧客と誠意をもって調整する。

一、まず、顧客の立場に立ってサービスに努め、やむを得ずクレームが発生した場合は、必ず誠意をもって対応する。

この品質マニュアルは、品質方針を達成するため、JIS Q 9001(ISO9001)及びJIS Q 9100の要求事項に基づき実行しなければならない当社における品質マネジメントシステムを示すものである。 品質方針の具体的な実現を図るために、品質についての年間目標を設定して活動する。 さらに有効なシステムとするために、継続的に改善しなければならない。 この品質マネジメントシステムの目的達成のため、社員は、品質マニュアル及び関連する文書に記載された全ての要求事項を確実に理解し、実施しなければならない。

私は、品質保証担当管理職をこの品質システムの構築及び品質マニュアルへの文書化と維持、並びに全ての社員が品質マニュアルの要求事項を確実に実施することを保証する責任と権限をもつ管理責任者に任命する。

私は、この品質マニュアルを承認する責任と権限を有し、この品質マネジメントシステムの実施効果並びに適合性を確認し、評価する。

平成20年4月1日
多摩冶金株式会社
代表取締役 山田 仁