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概要
鉄鋼製品の加工方法は大きく分けて3つある。成形加工、除去加工、付加加工。
01 加工の種類
塑性加工(圧延、押出し、冷間鍛造、熱間鍛造、絞り加工、せん断加工、曲げ加工、転造) | |
成形加工 | 鋳造(砂型鋳造、焼失模型鋳造、ロストワックス、ダイカスト、溶湯鍛造、チクソモールド) |
粉末成形(圧縮成形、焼結、粉末射出成形、メカニカルアロイング、熱間静水圧成形(HIP)) |
成形加工では、原材料の形を変えるだけだから、材料ロスがほとんどない。
切削加工(旋削、平削り、形削り、穴あけ、リーマ加工、中ぐり、ブローチ加工、フライス加工) | |
除去加工 | 研削加工(平面研削、円筒研削、内面研削、芯なし研削、ホーニング、ラッピング、バレル研磨) |
特殊加工(放電加工、レーザ加工、電子ビーム加工、超音波加工、化学研磨、電解研磨) |
除去加工では、不要箇所を除去するから材料ロスが多い。
接合(ガス溶接、アーク溶接、スポット溶接、拡散接合、ろう付け、接着、圧接、はめ込み、圧入) | |
付加加工 | 熱処理(焼なまし、焼ならし、焼入れ、焼戻し、オーステンパ、高周波焼入れ、浸炭焼入れ、窒化処理) |
表面処理(電気めっき、化学めっき、陽極酸化、溶融めっき、塗装、化成処理、PVD,CVD) |
付加加工は、形状を変えないで、性質の向上やコスト削減など得られる効果が違います。
02 成形加工
成形加工には、塑性加工、鋳造、粉末成形があります。成形加工は型を使用して成形するので、同一製品の多量生産に向いています。しかし、製品の形が変われば型が変わるので、多品種少量生産には向いていません。塑性加工の圧延加工や押出加工は材料ロスがほとんどない加工法です。
03 除去加工
除去加工には、切削加工、研削加工、特殊加工があります。除去加工は材料ロスが多い加工法です。材料の歩留まりは良くありませんが、機械工具を変えるだけで違う製品を加工できたりと、汎用性が高い加工法です。
04 付加加工
付加加工は、溶接やろう付けなど接合、焼入れ焼戻しや浸炭焼入れなどの熱処理、めっきや塗装などの表面処理があります。接合によって、違う種類の材料の組み合わせが可能になります。熱処理や表面処理によって、製品の高性能化、高品質化が図れます。
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